ハンドクリームの正しい塗り方の手順
手荒れに欠かせないハンドクリーム。みなさんはどのように塗っていますか?塗り残しがないようにちゃんと塗れていますか?塗り方にもコツというか、効果の出やすい塗り方があるようです。ここで紹介する塗り方は私が以前通っていた皮膚科の先生に教えて頂いた塗り方です。私はこのような手順で塗っています。
ハンドクリームの塗り方
①ハンドクリームを手のひらにのせ、数秒程度、両手で包み体温で温めてから塗りましょう。この一手間がハンドクリームの伸びをよくして、浸透力をアップさせます。
②クリームを広げながら手のひら全体に塗ります。手の甲全体にも塗ります。
③指一本ずつ、シワに沿って爪の周りや指の横、関節を擦りこむように塗ります。
④両手の指を組んで滑らせるように擦りこみます。指と指の間までしっかりクリームを伸ばすことができます。
ポイントは温めてから塗ること、シワに沿って擦りこむように塗ることです。
指先を軽くつまんだり、指を引っ張るように塗ったりすると、マッサージ効果で血流が促進されます。
手の甲にクリームをのせた方がいいという説もありますが、私は手のひらの方が水泡や痒みなどの炎症が多いので、この方法にしています。
ハンドクリームのベタつきが苦手な方は、手の甲にクリームを出し、手の甲と手の甲で温めて塗るといいと思います。手の甲全体にまんべんなく浸透させたら、手のひら、指、爪の周りも丁寧に塗りましょう。
ハンドクリームの量
皮膚科医が推奨するハンドクリームの適量は、人差し指の第一関節までの長さがいいらしいです。使用するハンドクリームによっては、その量だとあまりにもベタベタし過ぎてしまうものもありますので、ご自分の適量でいいと思います。
ハンドクリームの2種類の塗り方
塗擦(とさつ)
ハンドクリームは、擦りこむように塗るのがポイントです。これを「塗擦(とさつ)」といいます。国語辞典では「塗りつけて、すり込むこ」とあります。シワに沿って優しく擦りこむと、ハンドクリームの効果が十分に発揮できます。回数でいうと20回~30回程度。手のマッサージにもなりますね。あくまでも皮膚を傷つけないよう優しく優しく擦りこみましょう。この塗擦は皮膚の内部に問題がある場合に有効な塗り方です。
塗布(とふ)
こちらは、擦り込む必要がありません。塗りつけるだけでいいです。「のせるように塗る」ことがポイントです。この塗布は皮膚外部に問題がある場合に有効な塗り方です。患部に薬などを塗るときが多いようです。