<3>人生の転機 離婚 20代後半の私

優しい皮膚科医と、同じ主婦湿疹の悩みを共有する友達との出会いもあり、私の手は治りこそしないものの、ポジティブな気持ちで過ごせました。

でも、人生においては大きな転機が訪れます。夫の裏切り、そして別居。子供を連れて実家に戻りました。その後めでたく離婚はできたものの私は心を病んでしまい、精神科に通うようになっていました。

この頃の私は、かろうじで子供の世話や相手ができたくらいで家事は全て母にしてもらっていました。気づいた時には、キレイな手でした。「主婦湿疹が治った!」全く荒れなくなってキレイな手に戻ったのです。

そりゃそうですよね。一切の家事もせず、手の負担になるようなこと、何もしなかったんですから。家に閉じこもっていたから、化粧すらしなかったし。

まぁ、病んでいたので主婦湿疹よりも人生が辛かったときだから主婦湿疹が治ったのに、嬉しいとかの感情もそんなになかったような?その時の手の記憶がないんですけどね(笑)

必死であの時の主婦湿疹の状況を思い出そうとしてるんですけど何も思い出せない(;^_^A

主婦湿疹再発

sss20130128123121人生の長い暗闇から抜け出せそう!っていう表現がしっくりくるかな?私の精神状態も少しづつ落ち着いてきて、働きに行くことができるまで回復しました。

この頃の私は、母との折り合いが悪く、実家を出て子供と二人で暮らすことだけを考え、とにかく必死で働いていました。

母との不仲で家事もするようになり、3軒の掛け持ちのアルバイトも手の負担になったのか、また手がボツボツと荒れだしてきました。

主婦湿疹とは縁のない生活が続いていたのでステロイドがありません。皮膚科を探していたら、近所のおばさんが病院を紹介してくれました。

その皮膚科は女医さんでした。「菌がいないか調べてみましょう」と言い、顕微鏡を覗く女医さん。菌は無く、やはり主婦湿疹とのことでした。

よさそうな先生でしたが、この一度しか行きませんでした。というのも、家から遠い。かなり遠いのです。車の運転もできないし、最寄りの駅からも遠い場所にあるのです。家事、育児、仕事で忙しい私には通えない。そんなこんなで一度きりの病院になってしまいました。

皮膚科探し

次に行った皮膚科は、「行列のできる病院かっ!」とツッコミを入れたくなるような混み混みの皮膚科。もう、待ち時間が尋常ではありません。どこの皮膚科も患者さんでいっぱいだけど、あまりにもすごい。

一度診察をしてもらうと、当分の間は薬がもつので行かなくていいんですけど、あの待ち時間のことを思い出すと、また行こうとは思えず、そこも一度きり。

次に行った皮膚科は、まだ開院して間もないのか新しい感じです。開院して間もない感じなのに、先生はおじいちゃんみたいで・・・遅咲きの開業医かしら?なんて思ったり(笑)

子供が傷ついたスズメを世話したら手にブツブツができたり、子供の足にイボみたいなのが出来たりして、親子そろってお世話になってました。

そんな感じで皮膚科を転々としましたが、どこの病院も同じですね。

ワセリンとステロイドを処方してもらう。薬がなくなると、また貰いに行く。病院は薬を貰いに行くところ・・・?主婦湿疹の治療って、毎日毎日薬を塗り、手袋をする。淡々と。ひたすら。ただただ手の荒れがひどくならないように手をかばい、ひたすら薬を塗る。

例えると、臭いものに蓋をするだけ。中の臭いものは臭いまま。そんな風な感じ?

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